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リバアシ(岩手県大船渡市)

岩手県大船渡市から地域情報や地方の話題への感想を伝えるブログです。なお、当ブログの記載内容は当ブログ管理者個人の見解になります。

「地方消滅、どの口が」:記事感想

管理者ブログ 記事時事感想

newspicks.com

 

『地方創生の切り札は「よそ者」「馬鹿者」そして「若者」――増田寛也氏インタビュー』

内容

「地方消滅」の筆者、増田寛也氏のインタビュー。

項目

・全国896の市区町村が「消滅可能都市」

・「普通の自治体」は町おこしのために何をしたらいいのか

・移民・難民受け入れの可能性

雑感

 岩手県知事であった時に何ができたわけでもなかった立場で、地方自治体の首長についてどうこう言うメンタリティの強さには感心するばかりですが、知事でなくなったことで、自分が行う必要がなくなり、好き放題に言えるようになったのだと思えば納得できる点がないわけでもない。

 現在の増田さんの在り様は「言うは易し、行うは難し」をまさに体現していると言える。

 また、ありきたりな改善点は述べていますが、その具体案がないところを見ると、やはり実行力や力の無さは顕著と言える。

 よそ者……どうこうについては、別段新しい視点というわけでもなく、地方のこれまでの在り方において変化がもたらせないことを鑑みれば、内部の視点ではどうすることもできず、外部の視点が必要となることは何ら特異なことでもなく、若者は生産人口として必要な点は都市部であっても地方部であっても同様、馬鹿者については地方の閉鎖性や新規性のなさ、全体が既に失敗とも言えるにもかかわらず失敗を恐れる在り方から必要というのも敢えて言うようなことでもありません。逆を言えば、それほどまでに地方についての考えが足りておらず、地方が考えていなかったとも言えるわけですが、そういった意味においては増田さんは地方衰退の象徴とも捉えられる。

 今回取り上げた記事中のインタビューは妥当性こそあるものの、その具体性や実効性が欠けており、そこはやはり増田さんといった印象。

 現職の達増さんにしても、地方創生と国を挙げて取り組むことになっている現状にあって、ビジネスや地方創生について岩手が話題性に乏しく、東北という狭い地域で見ても大分遅れを取っていることが明白である中、安保法制など余計なところに時間や労力を割いている現状を思えば、期待値はゼロに等しい。とはいえ、それまで多少なりとも動きが出来たことを鑑みるに、増田さんよりは大分マシと言える程度の認識を県民は抱いているのではないかと推察できます。

 さておき、地方創生ということで、地方の活性化を声高に叫ぶ程度のことは各自治体ともに行うようになりましたが、結局のところ、成果として出せつつあるのは地方都市程度のものであり、地方創生にあってはそれが妥協点とも言えるのではないかと。

 本来、日本の将来を考えるのであれば、地方は斬り捨て、行政の縮小を図りつつ、人口の集中を作っていくことこそが必要であることは容易に想像できることであり、多くの力も知恵もない地方にまで乏しくなっている財源をばらまくことは愚作と言える。

 人材育成においても地方という人材育成のシステムが崩壊というより構築さえされていない場所に貴重な若者をとどめていくことは国の損失ともいえ、やはり、どうしたところで人口の集中を図り、多くの刺激や多量の情報、競争などが循環する環境において切磋琢磨できるシステムを構築した方が健全かつ建設的ではないかと考えます。

 記事中で、「消滅可能都市」という言葉が出されていますが、それはそのまま消滅させられる都市という捉え方で、人口の集中を図るべく、地方を切り崩していく――感情でこそ批判が起きることだとは思いますが、日本という国の将来を真剣に考えるのであれば――そういった考え方が今後必要不可欠になっていくのではないでしょうか。

 加えて、東京一極集中を問題視されるとき、並行して語られる内容に、優秀な人材が東京に集まってしまう――それが地方の衰退を招く要因になっているといった問題提起が成され、かくいう今回取り上げた記事においても近しい発言が見られますが、果たしてこの点については議論が足りていると言えるでしょうか。

 東京一極集中=地方からの優秀な人材流出といった結果ありきで語られますが、実際のところ、

・優秀だから東京に行くのか。

・東京に行くという選択をすることが優秀なのか。

・東京にいるから優秀で在れるのか。

 などなど、優秀な人材といった点一つとっても、本来様々なケースが考えられ、これに応じた問題提起がなされるべきではないのでしょうか。

 とはいえ、その中で、地方がそういった優秀な人材を扱えないということが一つ地方の問題の根に確固としてあるわけです。

 これがある以上、人材流出という問題は、どうしたところで解決の手立てはないと言えます。むしろ、それこそその優秀さを東京など活躍させられる場所で存分に奮ってもらえる方が国にとってもその当人にとっても、また多くの人にとっても有意義であり、合理的と言えます。

 つまり、現状人材といった点については、そこにこそ正当性があり、地方活性化に正当性がない。こういった問題の根の部分について議論がされない限りは、結論というのであれば、これこそが結論であるはずです。

 と、批判的な意見ばかりを行いましたが……というより、最近こういった批判ばかりで、さすがにこのブログの存在や価値自体を否定しそうになるため、今回取り上げた記事において増田さんが行っている、外部から好き勝手言うだけなら誰でも何とでも言えるというやり方に倣い、この「よそ者」「馬鹿者」「若者」を地方に取り入れる提案を特に深く考えず、それこそ好き勝手、何とでも言えるような言葉で提案してみたいと、愚か者になってみようかと思います。……笑うところですよ。

 個人的に、ぱっと思いつくのは、

・移住にあたっては生活するための住居と仕事がなければいけない。

・移住において実際に住んでみることで知れることが余りにも多すぎるため、外部情報のみで踏み切るのには躊躇いを感じるというより不安しかない。

 ひとまず、この二点を踏まえ、特に若年フリーターを対象に海外における就労ビザ、短期滞在ビザのような形で、地方自治体側が住居を用意し、受入れ企業を募り、数ヶ月程度の短期の移住体験の機会を各地で創るといった方法が思いつきます。

 この短期就労においては、簡単な雑務などを行うのではなく、その企業に感じた問題点を発掘してもらうなど、仕事の内容が企業の改革の種となるような姿勢を企業側に持ってもらう必要があります。そのため報酬もある程度、少なくとも生活できる程度の金額は必要と言えます。その何割かを自治体側に補助してもらうという仕組みにすることで企業側もいくらかは軟化するのではないでしょうか。こういった補助金の使い方であれば、今行われている単なるバラマキのようなものよりは価値があるように感じます。

 企業への問題提起だけでなく、実際にその土地で生活してみて抱いた問題点なども同時に提示して頂くことも肝要と考えます。

 国の方には、各自治体が提示するこの内容をまとめて公開する役割を担っていただく。ハローワークのような形が利用者にとっても国にとっても扱いやすいでしょう。

 大手企業が、自社人材の能力開発を目的として利用しても良いですし、短期滞在した土地にビジネスの芽を見いだせたならばそこでビジネスに取り組んでもらっても良い。

 とにかく、まずは、地方間に人と情報など多くの移動を生む。

 つまり、人と生活と労働の流動化、自治体と企業への刺激作りと移住生活の循環を創る。

 より多くの自治体が行い、この流動性が一般的になれば、少なくとも「よそ者」「若者」「馬鹿者」の取り込みはできるはずです。移住者の定着、人口の増加という面では時間がかかるかもしれませんが、地域の活性化を促す活力の吹込みとその地域が盲目的になり見ることさえできなくなっている問題点の洗い出しは可能になる。

 似たような施策で福井県鯖江市がこのようなものを行っていますが、こちらはシェアハウスである点やあくまで見学の色が強いといった点で生活しているという実感が足りない。仕事に対する価値創出も不足している。

 何より、鯖江市だけが行っても日本全体の地方創生という意味合いでは価値が薄い。

 どうせ国の方が声を上げているのですから、なるだけ多くの自治体が声を多くの人に届けやすくできるようにする方が良いでしょう。

 今のやり方は、力のない自治体がその無い力を使わせているに過ぎず、全く意味がない。これで活性化するというのであれば、その地域は随分前から活性化できていたはずだと言える程度のやり方でしかない。

 地方創生は云わば一過性の祭りです。祭りならば盛り上げるだけ盛り上げなければ後が続かず、単なる後の祭りになってしまう。

 細々とか細い声を上げる程度のことに価値が生じる段階ではもうないのです。

 斬り捨てるか、様々な義務を講じて無理矢理にでも持ち上げるかその二択でしょう。

 そうはいっても、個人的には、今のやり方ならば、地方を早々に切り崩して、人口の集中を半ば強制的に創る方が建設的であり、将来に繋がると感じますが。

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後記

 随分長くなってしまいました。

 度々言っていますが、このブログは余り長文を好んでいません。

 管理者が、気を抜くと長文になってしまう癖を所有しているからという理由もありますが、ちょっとした暇な時間にさらっと読んで閉じることができるものにしたいと考えているためでもあります。さすがにもうそれも幻想と化してきていますが……。何せ、このブログが始まってそろそろ五か月。どう見ても長文となっている割合の方が多い。

 基本的な方針を変えるつもりはありませんが、この長文になるという点については妥協し、それに合わせた考えを持つ必要はあるのかもしれません。

 それにしたところで、原稿用紙9枚分程度の量はやりすぎたと思いますが。

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