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リバアシ(岩手県大船渡市)

岩手県大船渡市から地域情報や地方の話題への感想を伝えるブログです。なお、当ブログの記載内容は当ブログ管理者個人の見解になります。

「介護離職の苦しい現実、引かれ者の小唄」-記事感想:145

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衝撃…介護転職した人の年収は男性4割減、女性半減! 「介護離職ゼロ」掲げる政府や企業は有効な手立てを打てるのか?

内容

 増加傾向にある介護離職に企業はどのような手を打てるのか。

雑感

 高齢化が一層深刻になってきている昨今、介護を理由に退職する人が増加傾向にあり、今後ますます増えることが予想されています。

 足元では人材不足や人手不足もあり、また介護を理由に離職する社員の多くが40代~50代と企業において中堅クラスということから、企業にとっても大きな痛手となっているとのこと。

 今回の記事は、各企業の取り組みを交えながら、介護離職への対策を模索する内容になっています。

社員の目線で考えることを忘れてはいけない

 各企業の介護離職対策としてどのようなことが行われているか、またそれに合わせて、現在どのようなサービスが生まれているかを齧るにあたっては参考になる内容と言えます。

 もちろん、ここで語られているのは都市部において行われていることであり、地方、とりわけ中核市以外のいわゆる田舎においてはまた事情が異なることは否めません。

 そうは言っても、人材流出を防ぐことの重要性は日本のみならず世界全体においても強く語られ、考えられていることであり、その観点においても考えさせられる内容なのではないかと感じます。

 企業において、どれだけ人材の流出が痛手であり、そのために企業側がどれだけ社員のことを考え、社員のための行動を取る必要性があるか、今回の記事からその片鱗が窺えるというものです。

 もちろん、企業によって雇用環境や財政状況など多くのことが異なるため、おしなべて同様の対策が行えるわけではありませんが、それぞれ社員について真摯に考えることの重要性や、社員一人一人がより良い状態で働けるための環境を整える責務の重さには違いがありません。

 巷では、残業代を支払わない、有給休暇と取らせない、休日が少なく時間外労働(残業)が多いといった、違法性のある雇用を行うブラック企業が大きな問題として取り上げられることが珍しくなくなってきましたが、違法性が無いからといって良いというわけでないことは、現在の求人不調や転職離職の増加などが示しているところかと思います。

 人生の中で多くの時間を締める労働時間。これをより良い時間にしたい、より良い待遇の下で仕事に時間を割きたいといった願望は誰しもが持っているものであり、それは会社を経営する立場になると些か見落としがちになる点と言えます。

 人間、どうしたところで物事を自身の目線でのみ見てしまいがちですが、やはり、日々の生活でどれだけ目線を下げて思慮深くなれるかどうかは、特に人と相対する場合には重要なのではないでしょうか。

 介護離職について書かれた記事ではありますが、あくまでこれは雇用を取り巻く問題の一つであり、根本的なところとしては、いかに社員の目線になって社員のことを考えることができるかどうかに尽きるのではないでしょうか。

地方は危機感を持つべきかもしれない

 さて、今回の記事では、介護離職について語られる中で、介護離職者のその後として、転職後の収入が男性で四割減、女性で半減というのが一つの数値として示されています。

 介護離職を原因として考えられるこれらの大きな要因として、移住……中でもUターンが挙げられるのではないでしょうか。

 つまり、都市部で働いていた人が、親の介護を行うに辺り地元に戻るといったケースです。

 もちろん、これ以外にもパートタイムといった非正規雇用での働き方しかできなくなるといった理由などもあるかと思います。

 両方とも問題と言えますが、地方へのUターンによる収入減については、介護離職のみならず、移住全般についても言えることであり、これについて考えるのであれば、やはり地方の仕事事情そのものに目を向けた方が良いようにも感じます。

 それというのは、介護によって非正規雇用の働き方しか選べなくなる場合については、今後急速な改善が図られるだろうことは想像に難くなく、そうなれば、移住者を増やしたい地方にとって、一つのアピールポイントであるだろう、ライフスタイルの改善を謳う移住促進に期待ができなくなる可能性が生じるためです。

 まずもって都市部の良い点は、やはり何事に対しても対応スピードが速いことであり、この点について、地方でも行えないわけではありませんが、情報収集能力は固より意識さえも低い地方は、対応一つ取ってもどんどん遅れを取っていく有り様です。

 サービス一つとっても数年から十数年は遅れているといったことが平然とある中で、今回の介護離職に関しても対応は後手後手になることは明らかです。

 現在地方創生に基づき高齢者の地方移住を進めている(生涯活躍のまち:日本版CCRC構想)ところではありますが、生活を行うのであれば地方ほど不便なところはありません。

 今回のような介護離職への企業側の対応が整備されれば、特に子供が都市部にいる高齢者にとって地方に移住するメリットは一層なくなる可能性が高まります。また、これに加えて、逆のパターンが生じる可能性も生まれます。つまり、地方にいる高齢者を都市部に移住させることです。

 これまで、介護の必要性からUターンを行わざるを得なかったのが、企業側の努力で離職せずに済む(介護の時間を取ることができるようになる)となれば、介護のために親を都市部に招く人が増える可能性が生じると言えないでしょうか。

 介護は何も身体一つで行うものではありません。設備整備やサービスを受けるために多額の費用を伴うものでもあり、収入はどうしたところで多いに越したことはありません。まして、社会保障費抑制のために個人の費用負担が今後増えることが見込まれるわけですから尚更です。

 都市部での収入を諦めずに済むのであれば、それに越したことはありません。

 現状、地方に移住(Uターン)すれば、収入が半減近くするわけです。下手をすればそれ以上減る可能性も少なくありません。震災直後でさえ、収入が四分の一以下にならざるを得ないUターンを行った人を私は知っています。その人が非常に苦悩と葛藤を経て就職したことも。

 それを思えば、今後介護を理由にした移住(Uターン)は、地方の仕事事情がこのままであれば、減少傾向となる可能性はそれほど低いと言えるものでもないのではないでしょうか。

 地方創生気運の上昇にかまけて移住が盛り上がっている昨今ですが、地方そのものが劇的に良くなったわけではありません。ほとんどの地方は生活するにあたって質が非常に低いままです。

 物価が違うとは言いますが、大きく異なるのは家賃くらいなもので、必要になるものや生活必需品の購入一つとっても選択肢が少ないなど生活コストが膨らむことも珍しくありません。それでいて収入はたとえ正社員であっても都市部のフリーター並みかそれ以下です。待遇もまた同様。

 そんな状況では、地方創生、地域活性化など夢のまた夢でしょう。

地方の今後を憂うならば

 地方における問題は、仕事一つとっても劇的な改善が望めることではありませんが、それでも現状を徹底的に見つめ直し、地域の目線ではなく、日本全体の目線で(つまりここでは目線を下げるだけでなく上げる必要がある)一つ一つの欠点や欠陥を直し、あるいは作り変えていく必要があると感じます。

 

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雑記

「引かれ者の小唄」とは、負け惜しみで強がりを言うことを意味する言葉でして、罪人など捕まった者が、刑場へと引かれていく際に、平気そうな素振りで小唄を歌う様子から作られた言葉なわけですけれど、罪人でないにしても、何かしら勝負に負けて負け惜しみで強がりを言うなんてことは、多かれ少なかれどのような人にも見られるものであり、特別悪いことにも思えな感じる次第です。寧ろ、負けて強がるでもなくめそめそと泣かれてしまうことやなんでもないように素っ気ない態度をとられる方が、なんとも良い気持ちがしないような気がします。いやいや、それこそ引かれ者の小唄そのまま負け惜しみの強がりだろうなどと言われてしまうと立つ瀬がないのですけれど、さりとて、勝負というものはおおよそ勝った者が何かしらの愉悦を得るためのもので、そこに水を差すような反応が向けられるのであれば、おおよそそれらは勝負をふいにしてしまうほどの不愉快さではないかと思うわけです。

 そもそもの話、強がることでき損されるのは、強がった方の名誉であったり人格であったりなわけですから、それが勝負をき損するというのは、些か話の矛先が違うという話ではあるのですけれど、勝負というものは大方命でもかけるのでないかぎり、ゲーム的な要素を孕んだものであり、可能な限り両者が何かしらの享楽に酔えるものであるべきだと考える次第です。ともあれ、これこそ引かれ者の小唄に違いないわけですけれど。


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