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リバアシ(岩手県大船渡市)

岩手県大船渡市から地域情報や地方の話題への感想を伝えるブログです。なお、当ブログの記載内容は当ブログ管理者個人の見解になります。

「田舎にも若い芽は伸び始めている、ビジネスプランコンテストを終えて」-気仙管内通信:28

管理者ブログ 気仙管内の情報

  2月21日に大船渡市で行われたビジネスプランコンテストの最終審査会・表彰式に参加してきましたので、その報告を行います。

 なお、ビジネスプランコンテストについては、以下の更新を参照頂けますと幸いです。

rebreb.hatenadiary.com

rebreb.hatenadiary.com

  お読み頂けますと分かりますが、当ブログ管理者はこの事業そのものに肯定的であったものの、その運営については些か否定的と言いますか、懐疑的なものを持っていました。

 今回参加し、その点については気にならない、思っていた以上に良いものだったと感じます。

 特に、高校生のビジネスプランおよびその発表姿勢など、多くの部分で素晴らしいものがあり、それだけでも非常に意義深い事業だったのではないかと感じております。

 可能な限り今後も継続的に行って欲しい。心からそう感じます。

 さて、前書きはここまでにして、以下、若干ですが詳細と、雑感をお送りいたします。


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大船渡ビジネスプランコンテスト2015 最終審査会・表彰式

 

最終審査会エントリー事業所と事業概要

 【スタートアップ部門

木楽創研株式会社

・テーマ:『ケセン地域の木材を活用した多用途木室空間の開発・普及拡大』

事業概要

 間伐材等の不適格材を積極的に活用し、「8点軸で支えるユニットを連結」する特許工法により、施設園芸・畜舎・住宅等の木質空間商品開発を通じて普及を図るとともに、ニーズ対応のため、研究機関等と耐候性のシミュレーション・施設園芸ハウスの実証試験を実施中である。

株式会社シー・フロント

・テーマ:『美味しい楽しい元気の街 大船渡づくりプロジェクト~ブランディングを通じて街を元気に~』

事業概要

 6次産業化ブランディングを目指すため、「牡蠣づくし屋形船」の運行および自社が開発した笹寿司や牡蠣プリン等を活用した事業展開を行う。これらによって、大船渡の観光や地元食材のPRに寄与する。

●地域商社 椿屋

・テーマ:『貸し別荘・ハウルの船(家)』

事業概要

 大船渡市内にて貸し別荘(一棟貸し)、ゲストハウス(短期~中期滞在者)、シェアハウス(長期滞在者)等を展開することに加えてオプショナルツアーガイド漁業体験、農業体験を通じて被災地や三陸の観光ガイドを展開する。

イノベーション部門

●株式会社五十集屋(いさばや)

・テーマ:『三陸のホタテ屋「五十集屋」を大船渡から世界へ』

事業概要

 ホタテを商材とし、貝柱は品質保持の工夫と高級感あるパッケージを用いて自社ブランドとして展開する一方、加工品は一次加工の際の規格外のホタテを利用し、高い付加価値をつけたコロッケを主力としている。平成28年には、海外展開を目指した商談等を積極的に行っていく。

株式会社 菊池技研コンサルタント

・テーマ:『かき殻を利用した高機能壁材の開発・製造・販売』

事業概要

 水産廃棄物となっていたかき殻を主原料にした高機能壁材を開発した。消臭、抗菌、調湿、分解等の効果が高く、かつ持続性が認められており、シックハウス症候群の原因物質の無害化が期待でき、今後更なる販路拡大を目指して取り組んでいる。

サロンラグジュアリーネイル

・テーマ:『「KESEN 美人」プロジェクト(輝く女性による地域活性化プロジェクト)』

事業概要

 気仙地域の「美」に関心のある成人女性を対象に地域の美容関連業者と連携した「トータル美容事業」「美肌食(体内美容)」をテーマに専門家による内面からのプログラムの提供、「メンタルケア」として女性の精神面のケアやサポート事業を行う。

【高校生部門

岩手県立大船渡高等学校 (NEXT INNOVATION)

・テーマ:『リアルとバーチャルの融合の思いやり観光アプリ「KESENAVI」で起業』

事業概要

 次世代型観光アプリを通じて、大船渡の魅力を観光客に味わってもらい、観光客の満足度上昇、外貨の増加による地元経済の活性化、地元の魅力再認識、地元愛の創生によるUターン就職の向上等に寄与し、わが町大船渡を東北一、日本一の観光の町へと発展させていく。

岩手県立大船渡東高等学校(2年情報処理科 GIRLS)

・テーマ:『高校生が収益型複合公共施設をプロデュースする』

事業概要

 県内外の観光客・地域住民向け多目的施設を建設し、大船渡の伝統文化・芸能・技術など、地域の特色を紹介する。また、来訪者が体験などを通じて深く大船渡の良さを知ってもらう一方で、地域住民が気軽に利用できる憩いの場を目指しつつ、観光客向けイベントビジネスも計画している。

岩手県立住田高等学校(レインボー)

・テーマ:『「Free Paper のあ」~七色の情報を運びます~』

事業概要

 フリースペーパーを県内外に配布することで、復興状況、地元のニュース、交流事業の報告、ボランティア参加案内等の情報を発信していきたい。高校生目線で被災地を振り返り、情報発信することで現状やボランティア活動など様々な分野での交流を促進するツールとなることを目指す。

 

結果

【スタートアップ部門

最優秀賞:木楽創研株式会社

優秀賞:地域商社 椿屋

イノベーション部門

最優秀賞:株式会社菊池技研コンサルタント

優秀賞:株式会社五十集屋

【高校生部門

最優秀賞:大船渡高等学校

優秀賞:大船渡東高等学校

 

応募総数:18

雑感

 感想は主に高校生部門について書きたいと思います。

 他が高校生部門と比較してどうということではありませんが、恐らく、他部門については他の媒体で何かしらの報道や情報が出されると思いますし、ビジネスとして何らかの展開が継続して行われていくことと思いますので。

 今回、最優秀賞、優秀賞と順位がつけられましたが、個人的な感想を言えば、恐らく内容に差はなく、発表のテンポや資料の見栄えといった些細な点で僅かな差がつけられたのではないかと感じました。

 どれも非常にデキが良く、こんな田舎の高校生からこういったアイデアが出たこと、資料として数字を用いた説明がなされたことに感動すら覚えました。もちろん厳しい見方をすれば指摘するような点は多くありますが、全体的によくまとまっており、何より課題と課題解決のための手段、また目的といったものが明確にされていることに好感を覚えました。

 特に、これはどの高校のビジネスプランにも言えることですが、この地域において問題だと提示されたものが 、どれも非常に的を射ており、それは常々大人に不足していると思われるものばかりなものでした。それはすなわち、高校生ながらに地域を客観視できているということであり、この地域を良くしていく人材としてこの上ない能力を感じさせてくれたと思います。個人的にはこの点一つとってもこの上ない驚きと感動を覚えました。

 その感覚をぜひ伸ばして言って欲しいと思うばかりです。

 最後に、賞は逃しましたが、住田高校のビジネスプラン。

 フリーペーパーという素朴なアイデアで、それは恐らく都市部においては廃れつつあるものだと感じますが、少なくとも気仙管内においてはまだまだ芽はあると個人的には思います。それは、発表で既に述べられていたように、高齢層などデジタルに対応できない層が非常に多いこと、行政を通じた頒布がしやすく、手に取りやすいことなど様々な理由があります。

 発行や頒布、制作にかかるコストやその収益性など問題は多いですが、これについては負担が過大にならない範囲で、ぜひ行政で予算を組んで学校の活動としてでも行わせても良いのではないかと感じております。地域貢献はもとより、子供の状況を知れるということは、恐らく多くの人々にとって、田舎だからこそ何かしらの希望を生むに違いありません。また、子供たちからの情報ということで、普段情報を遮断しているような人にも届けられる可能性のあるものとも言えます。

 ここからは非常に個人的な話になります。

 今回のイベントの帰り際、当該高校の生徒の一人に声をかけられました。

 自分で言うことではありませんが、見ず知らずの大人、それもいかにも怪しい黒づくめの大人です。そんな人間に男子生徒が声をかけてくれました。中々度胸のある子どもだと感じるとともに、どうしたのかと思いました。

 すると、男子生徒は一冊の冊子を見せてくれました。

 話を訊けば、住田高校では、今回発表したビジネスプランであるとことのフリーペーパーを既に作っているとのことで、それはその試作品でした。

 いかにも高校生が学校で作った小冊子という体ではありましたが、表紙はもとより、中身も非常に細部まで気が配られ、確かに地域の情報誌・学校の情報を伝える読み物としてしっかり作られています。

 それは四月までに完成させ、ちゃんと頒布するということでした。

 非常に素晴らしい行動力です。

 大船渡高校の生徒は、今後大学に進学して地域政策や経営を学ぶということでした。それも非常に素晴らしいことだと感じましたが、自分たちで考えたアイデアを形にして行動に移す。これもやはり素晴らしい事です。

 それも恐らく初めてビジネスプランの作成をした中で、同時に進めていたわけです。

 これはどの学校の生徒にも言えますが、恐らく何かを行っていく上でこれから様々な難局が訪れることだと思います。きっと、立ち止まることもあるかと思います。けれど、そういった時に今回の活動を通して体験したことをぜひ思い出して欲しい。そして、考えること、伝えること、行動すること、その全てが何かしらその困難に立ち向かえていることだということを忘れないで欲しい。

 拙い言葉で恐縮ですが、そんなことを感じた機会でもありました。

 今後もぜひ何らかの形でビジネスというものについて触れて欲しい。

 心からそう思います。


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